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オーディオ評論家 山本浩司先生 Q Acoustics Concept500 - イースタンサウンドファクトリー

WORKS導入実績

オーディオ評論家 山本浩司先生  Q Acoustics Concept500 試聴

YMMT Concept500

オーディオ雑誌HiVi、ステレオサウンド等でハイエンドオーディオ評論をなさっている山本浩司先生の都内アトリエを訪ねました。

 Q Acousticsから「Concept500」を試聴、評価していただきました。

試聴機材

  • Q Acoustics  Concept500
  • QED Signature Genesis Silver Spiral スピーカーケーブル 
  • QED Signature Genesis Silver Spiral ジャンパーケーブル

・今回試聴したのは、Q Acoustics Concept500。

C500 559x384

・Q Acoustics Concept500 同社のフロアスタンディング型スピーカーシステムのフラッグシップモデル

 

これは同社の最上位モデルのフロアスタンディング型スピーカーシステム、16.5cmウーファーで28mmソフトドーム・トゥイーターを挟み込んだ仮想同軸型の2ウェイ構成になっています。

 


 

全体を通して、キャビネットの剛性が3000iシリーズと比べると全く違うので、音が静かで細かい音がよく聴こえますね。情報量がすごく多くて、これまで聞こえなかったような音がしっかり聴こえる。キャビネットの剛性はとても重要なんだなと改めて思わせてくれますね。うちのスピーカーでもここまでクリアに聴こえないかもしれない。

 

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Point 2 Point™ブレーシング…有限要素解析とレーザー干渉法を使用、キャビネット構造の正確な性能を詳細かつ正確に分析し、キャビネットの補剛する必要がある部品のみをサポートすることで、不必要なエネルギー拡散を生じさせません。図1は分析画像、図2はブレース配置位置、図3は配置後の振動(ホットスポット)を表しています。キャビネットの振動を効果的に排除したことが分かります。

 

 


 ●Rhye/Home 「Intro」  44.1kHz 24bit MQA

 

rhye home

 

冒頭デンマーク国立少女合唱団のコーラスから始まりますが、3次元的な広がりが感じられる録音なので、ここでスピーカーの素性がよくわかるんです。後ろの壁から離してセッティングしていることもありますが、前後感・奥行方向の立体感がすばらしかった。
つまり、このスピーカーのシステムとしての位相制御が優れていること、そして"Dual Gelcore™"を使い、キャビネットの共振や無駄な響きを抑えていることが、この雄大な音場感の再現に結びついているのだろうと思います。

 

dual gelcore

Dual Gelcore™Concept 500のキャビネットは3つの層で構成されており、そこに生じる隙間は非硬化ゲルで完全に満たされています。このゲルは高周波振動を熱に変換することでスピーカーキャビネットの面に生じる振動を効果的に減衰、消失させます。

 


●Melody Gardot/Sunset in the Blue 「If You Love Me」 96kHz 24bit MQA 

 MG SITB

 

つい先日亡くなった伝説のレコーディング・エンジニア、アル・シュミットが昨年90歳で録音・MIXしたアルバムです。
いわゆるゴージャスなストリングスと彼女のささやくようなボーカルの立体的な対比がすばらしい。いかにも広いスタジオで録っている感じがよく出ていて、彼女の後ろに扇状に配置されたオーケストラが見えるかのような再現性です。これは頭内定位から逃れられないヘッドフォン・リスニングでは得られない、スピーカー・リスニングならではの面白さだと思います。こういう面白さに気づかせてくれるスピーカーが必要なんですね。Concept500は、その意味で恰好の製品だと思います。

 


 ●Shai Maestro/Human 「Prayer」 96kHz 24bit MQA

 

SM human

 

イスラエル出身のジャズ・ピアニスト、シャイ・マエストロの最新作から、テクニカルなドラマーと彼のピアノの丁丁発止のインタープレイが楽しめるトラックを再生しました。ドラマーのブラッシュ・ワークのニュアンスが見事に再現されましたね。また深く沈むキックドラムの生々しさにも驚かされました。このような強烈な低音は、キャビネットの剛性があまりよくない安いスピーカーで聴くと、にじんで聴こえたりします。もちろんConcept500はそのようなことはなく、スカッとした澄明なキックを体験させてくれました。これこそいいスピーカーで音楽を聴く醍醐味ですね。

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Helmholtz Pressure Equalizer(HPE™)キャビネット内の全体的な圧力を低減するように組み込まれた技術で、不均衡な圧力によって共振する傾向があるトールボーイ型のスピーカーに最適な技術です。

 


 ●内田光子&クリーヴランド管弦楽団/モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番&第25番 ピアノ協奏曲 「第17番 ト長調 K453 第2楽章:Andante」 96kHz 24bit FLAC

 

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こちらはライブ録音ですが、楽団員がざわざわしている感じや、ステージの床を踏んだ音がとても生々しく聴こえましたね。音がスーッと消えていくローレベルの表現が秀逸で、リニアリティの良さが圧倒的でした。スピーカーは価格差によって、このローレベルのリニアリティが全く違います。僕は3000iシリーズを音がよくて驚異的に安いスピーカーとして高く評価しています。このConcept500と3000iシリーズは、低域から高域にかけての音のエネルギーバランスはとてもよく似ていると思います。それほど3000iは好ましいバランスで設計されているわけですが、Concept500は音のダイナミズム、特にローレベルの音の消え際の表現力などで圧倒的な差を感じさせてくれたと思います。高級スピーカーならではの表現力と言っていいでしょう。

 

 

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 Michelle Mayne-Graves , Lifeline Quartet/Lifeline: Music of the Underground Railroad 「Steal Away to Jesus」CD音源

 

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アナログレコードも聴いてみましょう。このアルバムは女性1人男性3人で構成されたゴスペル・カルテットのホール録音です。解説をよむと、ステレオペアマイクロフォンによるワンポイント録音のようですが、Yarlung Records独自の技術を用いて、驚くほど立体的に録音されています。僕が普段使っているJBL project k2 S9900よりもConcept500で聴いたほうが、音像がワイドに広がる効果がよくわかりました。これは先ほど言った位相制御がきちんと出来ているからだと思います。男性シンガー2人の声がリスニングポイントの真横上方向まで広がっていて、とてもスリリングでした。

 


 ●大滝詠一/A LONG VACATION(オリジナル版) 「雨のウェンズデイ」 analog LP

 

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 これは1981年当時のファースト・プレスのオリジナルLPです。大滝詠一さんの艶っぽいボーカルが生々しく、鈴木茂さんのクリーンなギターソロがとても美しく聞こえました。細野さんのベースの輪郭もきれいに描写されましたね。

 

 


 ●はっぴぃえんど/はっぴぃえんど 「かくれんぼ」 96kHz 24bit ハイレゾ音源

 

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最後にはっぴいえんどのファースト・アルバムから「かくれんぼ」をハイレゾファイルで聴いてみました。細野さんのベースのフレージングの斬新さ、松本隆さんの揺れるドラムのかっこよさ、大滝さんの声の若々しさがよく出ていて、感動しましたね。ベースのE弦開放の深く沈む音もConcept500は見事に再現しました。やはり恐るべきスピーカーですね。さらに鳴らしこんで化けそうな予感がします。

 


●試聴を終えて

 

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Q Acoustics Concept500はステレオペアで税抜き60万のスピーカー。この価格でこのハイエンドライクな音を聴かせるスピーカーが世界で何モデルあるのだろうか、と思います。ほとんど思いつきません。


Concept500は以前聴いたConcept300と音のバランスは変わらないですが、Concept500はダブルウーファーでトゥイーターを挟み込むいわゆる仮想同軸2ウェイシステムです。仮想同軸スピーカーは、日本では昔からいろんなメーカーが取り組んできましたが、なかなか難しい方式だと思います。トゥイーターを上下のウーファーで挟み込む構成になっているので、垂直方向の指向性は狭くなって水平の指向性は広くなります。垂直の指向性が制限されるので、床や天井から影響は受けにくくなりますが、逆に言うと天井方向の音の広がりは出しにくくなり、天井が低くなるイメージになりがちなんですよね。

 

音の広がりというのは、左右だけではなくて、天井方向と奥行方向を加えて3Dimentional、3次元的な音場が再現されるべきです。Concept500は仮想同軸2ウェイでありながら、先ほど述べたイメージは全くなく、天井が広く感じ、立体的に音が聴こえました。クロスオーバー・ネットワークの設計などによって立体的な音場が表現できるように仕上げられているんだと思います。以前試聴したConcept300も6インチ半(ロクハン)と2ウェイですし、Concept500も同じ構成。この構成にこだわって設計していて、ロクハン・2ウェイの音の鳴り方を熟知しているなと感じましたね。

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 Concept500 バッフル スピーカーユニット画像


もう一ついいのは、感度が90dBと高いことですね。家庭用のスピーカーは、ここまで高能率な製品は少ないんです。10万円以下のプリメインアンプで鳴らしても、これまで述べた美点を聴かせてくれると思います。その意味でも幅広くオススメできるスピーカーですね。


また今回は2系統あるスピーカー端子をつなぐ付属のメタルバーをはずし、QEDのスピーカーケーブルを短く切って代用しました。このほうが断然音がいい。メタルバーでつなぐと、音にヘンな付帯音が付いてしまうんですよ。このクラスのスピーカーになったら、こういう細かいところに配慮して聴いてもらいたいなと思いますね。

 

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 ・Concept500 背面スピーカーターミナル

今回はメタルバーを外し、QED Signature Genesis Silver Spiral ジャンパーケーブル(0.2m)を使用。

また、パワーアンプーConcept500間の接続にもQED Signature Genesis Silver Spiral スピーカーケーブル(3m)を使用。

同社のフラッグシップケーブルで、45年間の研究開発技術を集約した製品。世界中から支持されるAirlocコネクターをコールドウェルディングを用いて端末処理したケーブルです。詳しくはこちら

 


またデザインもとても美しく高級感があります。光沢のあるグロッシーな感じ、艶やかさがとてもいい。いいスピーカーを買ったなという満足感が味わえる思わせる仕上げだと思います。

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 Concept500 デザイン仕上げ

 


 ▼製品紹介

 

Q Acoustics Concept500

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Concept500の詳しい内容はこちらの製品カタログをご参照ください。

またご不明点やご購入を検討する際は、弊社までお問い合わせください。

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QED Signature Genesis Silver Spiral スピーカーケーブル

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Signature Genesis Silver Spiralの詳しい内容はこちらをご参照ください。

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■ESF直販ストア

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■ESFストア 楽天市場店

上記ストアで販売中です。 不明点等お気軽にお問い合わせください。


QED Signature Genesis Silver Spiral ジャンパーケーブル

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Signature Genesis Silver Spiralの詳しい内容はこちらをご参照ください。

また弊社スピーカーデザイナーによるSignature Genesis Silver Spiral/Revalation 2つの比較試聴記事もございます。こちらも合わせてご参照ください。

ESFSTORE SQ 300x full

■ESF直販ストア

上記ストアにて販売中です。不明点等お気軽にお問い合わせください。

 


 

ESF FOR RENT (ESF取り扱い製品貸し出しサービス)

 

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イースタンサウンドファクトリーが取り扱う製品を、お客様ご自宅の環境で試聴して頂ける試聴機貸出サービス(保証金必須)をご用意致しました。

試聴後製品が気に入られた場合、デモ機を返却していただき新品製品をご購入いただけます。デモ機の正常動作が確認でき次第、保証金は 全額返還 致します。

ぜひお試しください。

 

QED Signature Genesis Silver Spiralスピーカーケーブルは、保証金\3,500円から貸出可能です。(QED XT25/40i/Genesisの3本セットになります)

詳細はこちら

 

Q Acoustics Concept500 に関しましてはお問い合わせください。

 


 

●山本先生のこれまでの弊社取り扱い製品試聴記事も是非合わせてご一読ください。

Q Acoustics Concept300

Q Acoustics 3020i/audiolab 8300A・CD

Q Acoustics 3010i/3020i/Concept20

Q Acoustics 3050i/audiolab 8300XP

 


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●ご好評いただいているQ Acoustics3000iシリーズは、弊社ECサイトESF STORE 楽天市場店にて販売中。


山本浩司先生 プロフィール

  • ステレオサウンド社の雑誌「HiVi」「ホームシアター」編集長を経て、オーディオ・ヴィジュアル評論家へ転身。最新のオーディオ&ヴィジュアル機器を雑誌やWEBで評論している。
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